日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が26日、都内で行われた。

 特別功労賞の大林宣彦監督(80)は「自分はアマチュアのつもりでずっと撮ってきたので、プロフェッショナルとは面はゆい。でも、こういうイベントで昔からの仲間に会えるのはうれしいです。同年代の仲間がどんどん亡くなっていく。高畑勲さんにもこの賞をささげたい」と感慨深げに語った。

 主演女優賞の松岡茉優(23)は「8歳の時から子役をやっていて初めて主演した『勝手にふるえてろ』でこんな賞をいただけて感激です」と笑顔を見せた。

 主演男優賞の浅野忠信(44)を始め、新進男優賞の村上虹郎(21)新進女優賞の滝内公美(28)監督賞の広木隆一監督(64)らが顔をそろえた。

 今年で27回目となるこの賞は、公開規模などの関係で過小評価されている秀作にスポットを当てようという趣旨で設立。満島ひかり(32)高良健吾(30)らもプレゼンターとして花を添えた。