女優、歌手、舞踊家として幅広く活躍した朝丘雪路さんが死去したことを受け、宝塚歌劇団の後輩でドラマでも共演した女優の真矢ミキ(54)が追悼した。

 21日放送のTBS系「ビビット」は、アルツハイマー型認知症のため療養していた朝丘さんが4月27日に亡くなっていたことを伝えた。

 朝丘さんは2014年、休業する直前に行われた宝塚歌劇100周年式典で真矢とともに司会を務め、真矢がNHK連続テレビ小説で朝丘さんの娘役として共演したことを告げるも、朝丘さんが忘れているというやりとりで笑いが起きる一幕もあったという。

 当時を振り返り、「このとき、アルツハイマーの始まりというより、いつも現場で気を使って自分を面白おかしく表現されて、笑いを取ってでもその場が明るくなるようにっていうことをいつも尽くしてくださっている方だったので、私にはそちらに取れた」としのび、「現場でもドラマでも、たとえばちょっとした現場の不満とか、人のことを言うとか、とにかくいつもネガティブな話をまったくしない方。見返りを求めない愛情深さというのは本当に朝丘さんに習った気がします。本当に品にあふれていました」と悼んだ。