10人組女性アイドルグループ、民謡ガールズのメンバーに、ゆとり(14)がいます。

 6月29日に都内で行われた新曲の発売記念イベントで、音楽以外の夢を「女子プロレスラーで悪役になりたい」と語りました。

 アーティストが女子プロレスラー? しかも悪役? 理由を聞くと、家族と観戦に行った際に、はまったといいます。「ヒール役は頭がよくないとできない。難しいけれど、いつかリングに上がりたい。憧れはカサンドラ宮城選手です」。

 イベント終了直後には、東スポの記者が「なぜ、女子プロレスなの?」と食いついてきました。当然です。他の9人のメンバーが、「何でおじさんがそんな質問をするの?」と不思議そうな顔をしていた(ように見えた)ので、「(質問者は)東スポの記者だからですよ」と教えてあげました。

 業界では「プロレスといえば東スポ」というのは常識ですが、「東スポ」も「日刊スポーツ」のどちらも良く知らない11~14歳の少女たちにとっては、余計に「???」だったなと、言った後で反省しました。

 さて、ゆとりのプロフィルには、特技欄に「腕ひしぎ十字固め」と書いてあり、ツイッターには「筋トレや勉強などをはさんでツイートを配信する」とあります。日々、歌とレスリング技の稽古に励んでいるのでしょう。民謡や演歌を歌う女子プロレスラー。140センチの小さな体に、夢や闘志を満タンに秘めたゆとりに注目です。

 ちなみに、カサンドラ選手は、美術系の短大で学んだアーティスト肌で、16年にはシングル「不不不…」で歌手デビューもしています。2人は似ている!