釣りに特化した5人組アイドルユニット「つりビット」が26日、横浜市みなとみらいエリアの帆船日本丸に隣接した横浜みなと博物館で、官民連携により東京湾再生を推進する参加型イベント「東京湾大感謝祭」の親善大使「東京湾ダーガール(とうきょうワンダーガール)」に任命された。

結成5周年となる10月10日には、新曲「TOKYO WONDER GIRL」を配信する。今回の任命を記念し、親善大使のネーミングに掛けたタイトルとなっている。歌詞には「ベイブリッジ」「観覧車」など東京湾大感謝祭の会場となる赤レンガ倉庫付近に関連したワードも盛り込まれている。

つりビットは、東京湾大感謝祭がスタートした2013年にデビュー。歌って踊って釣りもできるアイドルで、メンバーの竹内夏紀(18)は2級小型船舶操縦士免許を取得しており、今回の任命記者会見では竹内がボートを操縦して登場するはずだった。だが、北西風が強く白波の立つ天候不良のため、安全を考慮して残念ながら中止となった。

東京湾大感謝祭の実行委員長、田久保雅己氏から任命証をメンバー5人に授与された。気持ちも引き締まったメンバーも東京湾に向けた決意も披露された。聞間彩(ききま・あや=17)は「東京湾には、いろんないいところがあるのでどんどん紹介していければいいなと思っています」。安藤咲桜(あんどう・さくら=17)は「釣りで出たゴミは持ち帰ってもられるように声を掛けていきたい」。長谷川瑞(はせがわ・みずき=20)は「日常生活で洗剤などを流さなければ海は汚れないので、排水には中止していきたい」。小西杏優(こにし・あゆ)は「新曲のTOKYO WONDER GIRLでの歌唱やパフォーマンスで東京湾を知ってもらえるように頑張ります」。竹内は「江戸前の魚を釣っていっぱい食べまーす」と会見場の笑いを誘っていた。

東京湾大感謝祭は、10月20、21日の会期中に約10万人の集客予定している。