17日に放送された沢村一樹(51)主演のテレビ朝日系ドラマ「刑事ゼロ」(木曜午後8時)の第2回の平均視聴率が10・5%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

10日放送の初回は14・7%の高視聴率を獲得。同局「木曜ミステリー」枠の新シリーズ初回としても、過去最高を記録した。

20年間の記憶を失った京都府警の敏腕刑事、時矢歴彦(ときや・れきひこ)が難事件解決に挑む新作シリーズ。捜査のノウハウをなくしたことにより、斬新なアプローチで事件の真相をひもといていく。

共演は瀧本美織、寺島進、横山だいすけ、猫背椿、渡辺いっけい、財前直見、武田鉄矢。

2話のゲストは、いしのようこ、中村靖日。かつては敏腕でスマート、現在は記憶をなくしてしまった京都府捜査一課の時矢歴彦は、別れた妻で弁護士の奥畑記子(財前)からある書類を渡される。7年前に時矢が逮捕した犯人に冤罪(えんざい)の可能性があること、また近々行われる仮釈放に合わせ再審請求の準備をしていることが記載されていた。しかし20年間の記憶を失った時矢は、元妻のことも事件のことも覚えていなかった。

コンビを組む新人刑事、佐相智佳(瀧本)によると、7年前の事件は会社社長の逢沢省三が別荘から転落死したもので、時矢は別荘を設計した建築士の芹野泰夫(中村)が逢沢を突き落としたとして逮捕していた。

自分が無実の罪を生んだ可能性を考えた時矢は、智佳と再捜査を開始する。現場の別荘は当時密室状態だったが、再訪したところ、隣に住む出版社社長の円城寺明日香(いしの)から意外な事実を告げられる。