闇営業問題に端を発した一連の騒動において、所属する吉本興業幹部の対応を批判していた極楽とんぼの加藤浩次(50)が24日、メインMCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)で、前日に行った同社の大崎洋会長(65)との会談内容を語った。話し合いは「平行線」としたが、現体制が続くなら俺は辞めると話してきた気持ちについて、加藤は「僕自身の意志は固い」とし、加藤の退社問題は流動的なままだ。

宮迫博之(49)田村亮(47)が、会社の対応を語った会見を受け、加藤は22日放送の同番組で「現体制が続くなら俺は辞める」と宣言、大崎会長、岡本昭彦社長(52)体制を厳しく非難した。

この日、加藤は会談について「大崎会長は、自分の今の体制で何とか吉本を変えていきたいんだとお話しされました。改革案も聞かせていただきました。でも、僕は番組で言った通り『現経営陣が変わっていただかないと、僕は辞める』と(話した)」とした。

3時間の会談は平行線でだったという。加藤は「亮と宮迫さんの会見、岡本社長の会見とは齟齬(そご)があると言いました。大崎さんは『そうかぁ』と。僕は芸人側の意見として言いましたが、そこに合致点が見つからない。宮迫さん、亮の会見を見て、こんなことを芸人にさせる会社には僕はいられないと発言した。それを芸人サイドの意見として伝えても、会社の考え方があって、平行線でずーっと3時間。結果として大崎会長が持ち帰らせてくれとなって、今も平行線のままです」と明かした。

今後については「これから話す機会を持ちながら(決める)」とし、「僕自身の意志は固いんですと言ったんですが、『今決めることはでけへん』と言われ、分かりました、と帰ってきた」と話した。

ハリセンボンの近藤春菜(36)が「大崎会長の意志も固い?」と聞くと、加藤は「自分(=大崎会長)が会社を変えるという気持ちが強い」と話した。また、岡本社長が5時間以上にわたって行った会見について「(大崎会長は)岡本社長の記者会見をそこまで悪いと思っていないことには、ん? という部分はあった。ただそれは会社側の意見で、僕の考え方と違う。引き続き、話をしながら決定していきたい。僕の意志はあまり変わらないと思う。どういう改革ができるか聞いて、しっかりお伝えできれば」と、慎重に語った。