怪談の語り部として活躍するタレント稲川淳二(72)が審査委員長を務めるカンテレの夏の風物詩「稲川淳二の怪談グランプリ2020~奇々怪々 真夏の夜話5選~」が9日深夜1時から放送される。

09年7月から毎夏に放送されている、怪談を題材としたトークバラエティー。12年目を迎える今回は、厳選された5人の怪談師による5話を届ける。

収録を終えた稲川は「格段ですね。今回皆さん話が達者で、芝居っけがあるから状況がどんどんどんどん見えてくる。1次審査を通過した10人の中から、特に選ばれた5人は間違いなく本物です」と決勝進出者に太鼓判を押した。

「幽霊話」「怪奇現象」などの怪談を披露した5人のうち、稲川ら審査員が“最恐怪談師”を決定する。 コロナ禍での怪談について稲川は「こういうときこそ怪談ですよ。怪談って1000人の会場でも、2人で友達と話しても怖いのは同じですからね」と、さらに「怪談は殺伐としたホラーと違って、怖いんですがなぜか温かさや懐かしさもある。こういうときには最高にいいんじゃないですか」と話した。

番組の見どころについては「怪談というのがこういうものだって言いたいくらいに今年は皆さん、状況が目に浮かんできて楽しめます。語り手がそれぞれ自分の個性で語って、それぞれの怖さがある。今回はそういう意味で言うとすごい怖いものがたくさんあるような気がします」とアピールした。