エミー賞授賞式を初バーチャル開催 コロナもネタに

  • コロナ禍で史上初のバーチャル開催となったエミー賞の授賞式(AP)
  • コロナ禍で史上初のバーチャル開催となったエミー賞の授賞式(AP)

米テレビ界最高の栄誉とされる第72回エミー賞の授賞式が20日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上初となるバーチャルで開催された。

ロサンゼルスのステープルズ・センターから生中継された授賞式は、人気司会者のジミー・キンメル(52)が俳優らの等身大の写真パネルを前に無観客のステージから司会を担当。各賞の候補者たちはリモートで参加する異例の授賞式となった。自宅などから出演している候補者とはライブ映像でつながっており、感染予防のために受賞者の元にはタキシード風の防護服に身を包んだプレゼンテーターがトロフィーを届ける場面も。また、多くの候補者たちがワインなどを飲みながらリラックスした雰囲気で参加しており、プレゼンテーターとしてステージに登場したコメディアンのジェイソン・サディキスが生放送中に鼻に綿棒を入れて新型コロナウイルスの検査を受けるシーンやドレスやタキシードにマスク姿の出演者、カジュアルな服装でくつろぐ姿など、コロナ禍らしい授賞式となった。

最多の26ノミネートされていたHBO製作のドラマ「ウォッチメン」は、リミテッドシリーズの作品賞など11部門に輝き、最多受賞を果たした。ドラマ部門は「キング・オブ・メディア」が作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞などを受賞。同部門の主演女優賞には、「ユーフォリア/EUPHORIA」のゼンデイヤ(24)が史上最年少で輝いた。コメディー部門では「シッツ・クリーク」が作品賞や主演男優、主演女優賞など主要部門を独占した。今年4月にコメディー番組「サタデー・ナイト・ライブ」で米政府の新型コロナウイルス対策本部の重要メンバーである米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長に扮(ふん)した俳優ブラッド・ピットは、コメディーシリーズ部門のゲスト男優賞にノミネートされていたが、惜しくも受賞を逃した。(ロサンゼルス=千歳香奈子)