19日に前立腺がんのため亡くなった歌手の守屋浩(もりや・ひろし)さんについて、歌手の和田アキ子(70)が23日、所属事務所を通じてコメントを発表した。

和田は「わたしにとっても、気軽に話しかけられないくらい尊敬する偉大な大先輩でした。右も左もわからない私に、芸能界の礼儀や縦社会を教えていただきました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」としのんだ。

守屋さんは59年に「泣かないで帰ろう」でソロデビューし、同年「僕は泣いちっち」が大ヒット。60年には紅白歌合戦にも出場した。大手芸能事務所ホリプロの第1号タレントだった。76年に引退後はホリプロの社員に転身し、宣伝部長などを歴任。同社の柱事業「ホリプロタレントスカウトキャラバン」の立ち上げに携わり、第1回実行委員長を務めた。

ホリプロによると、守屋さんは2年前に前立腺がんが発覚。自宅のある静岡県伊東市内の施設で療養していたが、19日午後6時30分に亡くなったという。22日に近親者のみで家族葬を執り行った。