米俳優トム・クルーズ(58)が、来年10月に史上初となる宇宙で撮影する新作映画に挑むため、宇宙に行くことが明らかになった。

クルーズは先日、米航空宇宙局(NASA)と宇宙開発企業スペースXとタッグを組み、国際宇宙ステーションで長編映画を製作すると報じられていた。宇宙に関する情報サイト、スペースシャトル・アルマナックの公式ツイッターが今後3年間の国際宇宙ステーションのスケジュールを公開し、その中に2021年10月の搭乗者にトム・クルーズの名前が記載されていることが確認されたもの。搭乗するのはクルーズの他に宇宙飛行士のマイケル・ロペス=アレグリア氏とダグ・リーマン監督で、もう1人分の空席があるとツイートされている。新作映画タイトルは未定だが、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(14年)などでタッグを組んだリーマン監督がメガホンを取ることが決まっている。現時点で、アクションアドベンチャーとなること以外、ストーリーやクルーズの役どころなど一切明かされていない。

クルーズは現在、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で撮影が延期されていた「ミッション:インポッシブル」シリーズ第7弾と8弾の撮影を欧州で行っており、終了後に宇宙に行くためのトレーニングに入るものとみられている。これまでも上空約8000メートルからのダイブや離陸する軍用機にしがみつくスタントなど数々の前代未聞のアクションを披露してきたクルーズが、還暦を目前に宇宙でどのようなアクションを見せてくれるのか今から楽しみだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)