ZOZO創業者でスタートトゥデイ社長の前澤友作氏(45)がツイッターで実施した、全国の児童養護施設で暮らす子どもたちにクリスマスプレゼントを贈る企画「#前澤サンタ」が20日午後11時59分、締め切られた。

同氏は21日、ツイッターを更新し、全国605カ所の児童養護施設のうち、約58%に当たる349カ所の児童養護施設から申し込みがあったと明らかにした。

「最終的に349カ所の児童養護施設様からご応募いただきました。これからご応募いただいた施設の皆様に順次お電話をさせていただきますので、今しばらくお待ちください」

関係者によると、全国の養護施設には2万4908人の子どもたち(19年3月末現在、厚労省調べ)が生活している。その58%に当たる349カ所の児童養護施設には、およそ1万4000人の子どもたちが暮らしているとみられ、そうした子どもたちに前澤サンタが愛を込めたクリスマスプレゼントを贈る。

前澤氏は16日夜、ツイッターで、605カ所の児童養護施設に向かって「#前澤サンタより、児童養護施設の子供たちにクリスマスプレゼントを届けます」とツイートで呼び掛けた。その上で「児童養護施設の施設長様または代表職員様、12/20までに子供たちへのプレゼント(お子様一人あたり3千円まで)をAmazonのウィッシュリストに登録し以下のURLからお申込み下さい」(コメントは原文のまま)と続けた。

企画は、応募フォームに指定の情報とAmazonでの欲しいものリストのURLを記載すれば、確認がとれ次第、前澤サンタからクリスマスプレゼントが養護施設の子供達に届く流れになっている。ほしい物リストの登録は、児童1人につき3000円(税込み)以内の商品1点で、ほしい物リストの上限は施設の合計児童数。配送状況によってはクリスマス当日までに届かない場合があるという。

前澤氏は実は子ども好きで、随分前からNGO団体を通じて、海外の恵まれない、かなりの数の、子どもの支援を行っているという。NGO団体の関係者は「前澤さんは、子どもたちからクリスマスカードや手紙が届いたりする中、ある日、突然、あるお子さんの支援が打ち切りになると知らされ、驚かれて問い合わせを入れてきました。実は無事にお子さんが自立できるようになったからという理由を聞かれて、本当に喜ばれていました」と語った。