お笑いタレント、イジリー岡田(58)が26日までに東京・築地の日刊スポーツ新聞社東京本社を訪れ、28日に最終話が配信される俳優藤原季節主演のParaviオリジナルドラマ「ギルガメッシュFIGHT」(テレビ東京制作)をPRした。

91年から約6年半、放送された同局伝説の深夜バラエティー「ギルガメッシュないと」の実話をもとに“エロ”に向きあうスタッフらの物語を描いた作品。同番組に出演していたイジリーは宣伝大使を務めており、規制の厳しい現代を打破するべく、テレ東との共闘も宣言した。

「ペロペロペロペロ」。得意の高速ベロさながら、イジリーの弁は止まらなかった。ドラマにも出演したランジェリー姿のERINAと紫月ゆかりの2人を従え、当時の思い出を語る。ドラマでは女性たちが下着の紹介と共に歌声を披露する「ランジェリー歌謡祭」など名コーナーの再現シーンもあるが、当時は「当たり前だった」という裸姿はない。

イジリーは時代の流れについて「仕方がないと思います。2時間ドラマで必ず裸のシーンがある時代。もう戻れないんじゃないですかね」と理解は示しつつ「当時は青少年犯罪の要因のひとつにエッチな番組が指摘されてギルガメも視聴率が悪くないのに終わってしまった。でも真面目な話、教育に必要だとは思っています。ギルガメベイビーなんてたくさんいましたから。草食系男子が増えたのはギルガメが終わったからです!」と絶叫した。

諦めずに戦う。今回ドラマが配信されたParaviは有料コンテンツ。地上波への復活について「もうエロができるのはテレ東さんだけ」と口にし「もうちょっと攻めたやつもいけるんじゃないかな。当時は(92年冬季の)アルベールビル五輪より視聴率が上だったこともあった。スポーツに勝てるんです。サッカーのW杯期間中にギルガメやっていたら視聴率全然なかったんじゃないですか」と興奮気味に語った。

テレ東との不思議な縁もある。「テレ東さんが神谷町から六本木に(社屋を)越してくる前から僕はそこに住んでいますから」と語り「テレ東寄ってきたなと。じゃあ俺もやるしかない!」とお色気復活へ力を込めた。【松尾幸之介】