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後半最前線へ南野FW使えること確認できた/秋田豊

ハーフタイムの修正が功を奏した。前半はFW鎌田を前線で張らせたが、くさびのパスが入らない。自然とサイドからの攻撃が増えたが、攻めは単調になり、日本特有のパス回しも生きず、相手の逆襲を許す場面があった。

日本対タジキスタン 後半、2点目のゴールを決め笑顔を見せる南野。左は堂安(撮影・横山健太)
日本対タジキスタン 後半、2点目のゴールを決め笑顔を見せる南野。左は堂安(撮影・横山健太)

相手は4-1-4-1で中盤の底にアンカーを入れて守備を固めた。本来なら鎌田がアンカーの両脇にできるスペースをうまく突かないといけないが、そこが機能しなかったのが、苦戦の原因だった。

監督も選手もそこに気づいたのだろう。後半開始から、トップ下だった南野が最前線へ、鎌田がトップ下に下がった。南野がアンカーの両脇のスペースをうまく使い、ボールが回り出した。1点目も2点目も中央にくさびのパスが入り、サイドに展開してからのもの。両サイドの選手も、中央を1度経由した分、相手のマークも薄くなり、楽になった。時間の余裕ができて正確なクロスが上がった。

大迫を負傷で欠いた今月の2試合。南野がFWとして使えることが確認できたことは大きい。さらに中央にくさびのパスが入ってからサイド展開することの大事さが再確認できたことは大きな収穫だ。(日刊スポーツ評論家)

 ◆秋田豊(あきた・ゆたか) 1970年8月6日、名古屋市生まれ。愛知高―愛知学院大を経て93年鹿島入り。4回のリーグ優勝などに貢献。98、02年W杯日本代表。名古屋、京都を経て07年に引退。10年京都、12年町田の監督を務める。J1通算391出場、23得点。

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