第1ステージ覇者の浦和が新潟に競り勝って5戦ぶりの勝利を挙げた。日本代表で東アジア杯(中国・武漢)の全3試合にフル出場したDF槙野智章(28)が、フル出場で貢献した。

 新潟戦終盤。浦和DF槙野は、相手の波状攻撃に体を投げ出し、シュートやクロスをはじき返した。2-1で試合終了の笛を聞くとガッツポーズ。「久々に、第1ステージのような負けないサッカーができた」と笑顔をはじけさせた。

 東アジア杯から帰国後、中1日のリーグ戦。前日練習では別メニュー調整で、出場が微妙とみられていたが、ふたをあければフル出場。「帰国直後にペトロビッチ監督の部屋に呼ばれて、強い言葉をかけられました」。出られるのか。出るからには、絶対に疲れを見せるな。「僕も代表組としての違いを見せようと思っていました」。これまで通り、エネルギッシュなプレーを見せ続けた。

 後半7分には左CKに合わせる強烈なヘディングシュート。GKにはじかれても、こぼれ球に体を寄せ、オーバーヘッドでゴールを狙った。「北朝鮮、韓国、中国と、190センチ超のFWとやって刺激を受けた。毎試合ユニホームの色も違うし、周囲で連係する味方の選手も違う。こういう経験は、なかなかできません」と目を輝かせた。

 勝てなければ5戦未勝利で、11年9月以来のブレーキになるところだった。「今年日本で最も多く公式戦フル出場をしている選手」と自称する槙野が、ありあまるエネルギーでチームを救った。【塩畑大輔】