アウェーの磐田は0-1で湘南に惜敗した。試合開始から先に主導権を握って攻めながら前半17分、CKから痛恨の失点を喫した。圧倒的にボールを保持しながら最後まで決定力を欠き、3試合勝ちなしとなった。リーグ戦初先発となった元ギリシャ代表DFパパドプーロス(31)が空中戦の強さをみせ、後半は積極的に攻撃参加をしたことが数少ない収穫となった。

 磐田は元ギリシャ代表のDFパパドプーロスがリーグ戦で初先発を果たした。普段はボランチのMF山本康裕(26)が、初めて左MFに入った。今季6得点のエースFWジェイ(34)を累積の出場停止で欠き、MFアダイウトン(25)が1トップに。ケガ人も多く抱えるため、起用された選手が臨機応変にピッチを動きまわった。

 立ち上がりは、磐田がペースを握った。前半4分、山本と日本代表MF小林祐希(24)がワンタッチでボールを回し、相手DFを翻弄(ほんろう)。アダイウトンがボールを受けたものの、最後はカットされた。攻撃陣は流動的にポジションを変更し、圧倒的にボールを保持した。決定機で決められない状況が続くと同17分、左CKからマークを外した隙を突かれて湘南に痛い先制点を許してしまった。アウェーで追い掛ける展開となった。

 後半18分、磐田はMF松浦拓弥(27)とMF上田康太(30)を一気に投入し、攻勢をかけた。同21分には上田の左クロスからMF太田吉彰(33)が頭で狙うが、惜しくもGK正面だった。同36分にはゴール前で混戦となり、最後はこぼれ球をパパドプーロスがヘディングで狙ったが、ゴール枠をとらえ切れなかった。

 何度も決定機を作りながら最後まで決めきれず、3試合連続の無得点となった。攻撃陣の決定力不足は深刻になってきたのは事実。J1残留に向け、磐田は攻撃面の見直しが必要になってきた。【保坂恭子】