日本サッカー協会の岡田武史副会長は15日、3月の役員改選を前に実施する会長選挙について、現職の田嶋幸三会長以外に立候補者がいないことを明らかにした。

 10日に締め切られた評議員による推薦でも対立候補は立たず、田嶋会長の2期目の再選が事実上決まった。27日の臨時評議員会で承認される見通し。

 選出管理委員会の一員でもある岡田副会長は東京都内で「候補者は田嶋会長1人だった。最終的に(評議員の)承認が必要なので、まだ確定ではないが、常識的には大きな問題はなく終わるのではないか」と話した。

 岡田副会長は会長選挙の制度変更を議論する作業部会の立ち上げを提案し、自身は改選時に退任する意向を示した。