J3で最下位の17位に低迷するギラヴァンツ北九州は20日、成績不振で17日に解任した森下仁之前監督(50)に代わり、元日本代表DF柱谷哲二氏(53)が新監督に就任したと発表した。

 柱谷氏はクラブを通じ「現在チームはJ3最下位と苦しんでいますが、サポーターもチームもフロントも一体となれるように、そしてチームの勝利のためにベストを尽くします。皆さんよろしくお願いします」とコメントした。

 柱谷氏は1998年(平10)にヴェルディ川崎(現東京V)で現役を引退後、02年にコンサドーレ札幌の監督に就任。以後、03年に浦和レッズのコーチ、05年には東京Vのコーチを歴任し、08年にはJ1に復帰した東京Vの監督に就任も、同年にJ2に降格し辞任。10年には国士大サッカー部コーチに就任し、翌11年にはJ2水戸ホーリーホックの監督に就任も15年に解任された。16年にはガイナーレ鳥取の監督に就任も同年に退任。17年にはヴァンラーレ八戸の監督に就任したが、目標のJ3昇格を果たせずに退任し、今年3月には花巻東高校(岩手)サッカー部のテクニカルアドバイザーに就任していた。

 北九州の公式サイトによると、柱谷新監督は今後も花巻東高のテクニカルアドバイザーとしての活動は継続するという。