北海道コンサドーレ札幌のFW内村圭宏(33)が、大量7ゴールで半端ない存在感を放った。22日、札幌・宮の沢での札幌大との練習試合で2、3本目の計70分、1トップとして出場。1-0だった2本目10分、DF田中からの左クロスにゴール前で飛び込みヘディングで決めると、笛が鳴るまでの25分間で6ゴールを稼ぎ、3本目でも2-0の31分、フリーで自らボールを前へ運び、流し込んでさらに1点追加した。ゴールラッシュに観客からは拍手を送られ「みんなが連係できて良かった」とうなずいた。

 危機感がある。リーグ戦第15節までで出場は1試合。大学生相手でも、決定力をペトロビッチ監督にアピールするチャンスと捉えていた。「またいい練習をして続けていきたい。相当厳しい状況なので、レベルアップして頑張ります」。プロ16年目の気迫があふれていた。