J1残留に向けて戦う柏レイソルがいよいよ崖っぷちに立たされた。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を控え、主力選手を休ませた鹿島アントラーズに2-3と逆転負け。後半16分にパスミスからボールを奪われ、勝ち越し弾を献上した。佳境の終盤で痛恨の3連敗を喫し、09年以来3度目のJ2降格ピンチ。鹿島の日程の都合上、第32節が前倒しで開催されたため、柏は残り2戦に全てをかける。

敗れた柏は勝ち点33で17位のまま。次節24日のC大阪戦で負け、同36で16位の鳥栖が10日神戸戦、24日横浜戦の2試合で1分け以上なら、最終節を残して柏のJ2自動降格圏の17位以下が決まる。残り2試合を1勝1分けだと勝ち点は37だが、勝ち点37で並ぶ14位湘南と15位名古屋は12月1日の最終節で直接対決を残しており、引き分けると両チームとも勝ち点1を積み上げることになるだけに、柏はかなり厳しい状況に追い込まれたといえる。