首位川崎フロンターレはアウェーでセレッソ大阪に1-2で敗れたが、2位サンフレッチェ広島も敗れたため、両チームの勝ち点差が残り2試合で7となり、2年連続2度目のリーグ優勝を決めた。

セレッソ大阪に1点リードを許したまま迎えた後半44分、途中出場のFW知念慶(23)がペナルティーエリア内で相手GKキム・ジンヒョン(31)に倒されてPKを獲得。これをMF家長昭博(32)が決めて同点。しかし、ロスタイムにMF山村和也(28)に決勝点を決められた。

試合はこのまま終了し、スタジアムはセレッソサポーターの大歓声に包まれたが、同時刻開催の広島-仙台戦も終了したため、川崎の優勝も決定。試合直後は笑顔がなかった川崎の選手たちだったが、徐々に笑顔を取り戻し、2連覇の喜びを分かち合った。川崎は前節の柏レイソル戦で左眼窩(がんか)底を骨折したエースのFW小林悠が欠場する中、思うような攻撃が繰り広げられずにリーグ戦8試合ぶりの黒星。それでも2位広島の結果に助けられ、2試合を残して歓喜の瞬間を迎えた。