元日本代表の名古屋グランパスGK楢崎正剛(42)が11日、名古屋市内で引退会見に臨んだ。

ともに日本代表をけん引し、正GKの座を争った川口能活氏も引退。川口氏の引退式に出席した際、「まだまだ続けてくれ」と言われ「その言葉が響いて悩んだ」という。しかし他チームからのオファーもあった中で引退を決意した。川口氏に「常に追いかける立場だった。彼がいなかったらここまでプレーできていなかった」と感謝した。今後は未定だが、指導者への考えはない。「指導者はあまりない。でも『日本のGKを育てないといけない』という世間の声を耳にすると、育つよう手助けしたい」。名古屋に在籍しながら幅広く活動していく方向だ。