ジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍で加入のモンテディオ山形MF高橋壱晟(20)が、東北の地で再起を目指す。

一昨年、全国選手権で初優勝した青森山田のエースは、千葉で高卒新人開幕スタメンの座をつかみ23試合に出場も、昨年移籍したレノファ山口FCでは10試合出場にとどまった。東北のプリンスのUターンに注目は高まるが、「他の新加入選手に比べたら僕なんか期待されていませんよ(笑い)。でもその分ビックリさせたいですね」と秘めた闘志を口にした。

母校2度目の選手権制覇はもちろん刺激になっている。新人の昨季に22試合に出場したヴィッセル神戸MF郷家、今年の選手権で大活躍し北海道コンサドーレ札幌入りしたFW檀崎と、自身の後に10番を背負った後輩たちが脚光を浴びている。「みんなうまかったけど、負けられないです」と闘志を燃やしている。

「プロになってから1回も納得したことはない。ボランチとして守備をもっと改善したい。成長している姿を、結果で証明したい」と3年目での才能開花を誓った。 【野上伸悟】