Jリーグが、中断中のリーグ戦再開プランを3パターン用意していることが14日、分かった。同日、ウェブによる実行委員会を開き、村井満チェアマンは各クラブの代表者らに「Jリーグとして現在、6、7、8月再開の3つのシナリオを持って日程を組み直している」と伝えたという。

新型コロナウイルスの感染拡大によりJは現在、再開の日程を設けずに延期に入っている。最も現実的と判断している選択は7月再開プランで、早期に安定化した場合の6月再開、さらに長引いた場合の8月再開まで考えているという。

関係者は「7月再開なら、週2度リーグ戦を実施して代表活動中もリーグ戦やルヴァン杯をこなせば、なんとか年内に日程を消化できる可能性があるが、8月再開になると、リーグ戦の規模縮小など、大幅に日程をいじる必要がある」と話した。

Jリーグは他に、リーグ戦安定開催融資の特例措置の申請期間を6月末までに設定したことも各クラブに伝えた。J1は3・5億円、J2は1・5億円、J3は3000万円を上限とし、3年以内の返済を条件に融資する。また今季に限り、クラブライセンス審査において1年の債務超過、3年連続赤字のライセンス剥奪条項を適用しないことを決め、今日15日の臨時理事会で承認する見込みだ。