北海道コンサドーレ札幌への来季加入が内定している明大FW小柏(おがしわ)剛(22)が10日、札幌・宮の沢でのチーム練習に内定後初めて合流した。

2日に札幌入りしていたが、左かかと痛で別メニュー調整していた。この日はポゼッションなどフルメニューを消化。練習後、オンライン取材に応じ「(内定前の)沖縄キャンプで感じた感覚と同じ。みんな選手の技術が高くて、吸収するものが多いと感じた」と充実した表情を浮かべた。

有望株が札幌の一員として始動した。7月に特別指定選手に登録され、公式戦出場が可能となった。関東大学リーグでは開幕から3戦連発と存在感を発揮しており、加入前から戦力としても期待される。「明大の活動をしっかりしながら、こっちに来るチャンスがあればこっちで学べることも多いので両立したい」。今季中のJ1デビューが目標だ。

「チームの雰囲気、練習内容、自分が成長できるかを考えた時、このチームが自分にとってプラスになると思って選んだ」という新天地。持ち味のスピードをいかし、「得点というかたちで札幌の勝利に貢献したい」と、頼もしく言った。【保坂果那】