セレッソ大阪のスペイン人、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(63)は11日、大阪市内で練習後、オンライン取材に応じた。

12日はルヴァン杯1次リーグB組最終節のベガルタ仙台戦(ユアスタ)がある。同監督は、故障が明らかになっていた高卒新人のMF西川潤(18)が、引き続き欠場することを明言した。

「西川は間に合わなかった。次の柏戦に間に合ってくれれば」。故障箇所など詳細は明かしていないが、同監督の見立てでは、早くて15日のJ1リーグ柏レイソル戦(三協F柏)での復帰になるという。

西川は7月に左大腿(だいたい)四頭筋筋損傷で離脱し、復帰した8月5日のルヴァン杯浦和レッズ戦でプロデビューし、決勝アシストを記録した。だが、その試合で負傷したもようで軽傷というものの、9日のJ1リーグ戦のFC東京戦を欠場。戦列復帰は流動的となっていた。

西川以外にも、仙台戦は豊川雄太(25)、鈴木孝司(31)の両FWが欠場し、故障者が目立っている。

C大阪は開幕2連勝でルヴァン杯B組で首位に立っており、仙台戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定。堅守が持ち味だけに、最低限ドローには持ち込みたいところ。疲労を考慮し、主力数人は仙台遠征に不参加となるが、U-23チームの若手は抜てきせず、基本的にJ1を戦う主力やサブメンバーで臨むことになるという。

指揮官は「普段と同じように勝ちに行き、勝ち点を取ることが大切。試合終盤は結果を気にするが、姿勢は今までとまったく変わらない。カップ戦をリスペクトして、勝ち進めるようにしたい」と意気込んでいる。【横田和幸】