北海道コンサドーレ札幌の沖縄キャンプに26日、ブラジル人トリオと左足首を負傷しリハビリ中のMF荒野拓馬(27)が合流した。

入国後14日間の自主隔離期間を終えたFWアンデルソン・ロペス(27)MFルーカス・フェルナンデス(26)FWドウグラス・オリヴェイラ(26)は、25日に現地入りし、この日練習に初参加した。昨季チーム最多9得点のロペスは2ケタ得点を目指し、札幌3年目でのさらなる活躍を期す。

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オフ明けの札幌の沖縄キャンプにFWロペス、ドウグラス、MFルーカスの姿があった。成田空港近郊での隔離期間を終えて前日25日に沖縄へ移動。この日、全体練習に合流した。昨年12月19日最終戦以来のチームメートとの再会に、ロペスは「戻って来られてうれしい。いつも良い雰囲気で優しく迎えてくれる」と喜んだ。

チーム始動から1週間分の遅れを取り戻す。母国では約1週間休み、年末28日から自主トレを開始した。隔離期間中も施設内のジムで可能なトレーニングは積んできた。合流初日から午前と午後、負荷の高い練習をこなしたが「できるだけ早く追いつきたい」とさらに状態を上げていく。

家族と過ごす時間は短かったが、「リフレッシュできた」と満足した。ブラジルに帰国していたのは15日間ほど。新築の自宅で家族とゆっくり過ごした。「もうすでに会いたい」と恋しがるが、出発前に家族から「活躍を信じている」とエールを受け、その約束を守ろうとギアを上げる。

札幌3年目、目標は明確だ。「2ケタは最低限。昨年以上の得点を取る自信はある」。過去2年はケガや一時帰国での不在があってともに9得点。シーズンを完走さえすれば、その決定力でゴールを量産できるはずだ。「チーム全体で力を合わせていけば目標のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、3位以内、上位を争えるチームになる」と宣言していた。

FWドウグラスは期限付き移籍で昨年2月の沖縄キャンプ中に加入した25歳は、今季は完全移籍で札幌の一員としてプレーする。キャンプでは「1年間戦い抜く体力をつける」と、テーマを口にしていた。

MFルーカスは合流初日の戦術練習では右サイドでプレーし、軽快な動きを見せていた。札幌3年目。チームの中心としての自覚を持ち、「最低限3位以内に入りたい。3位以内に入る力があるし、タイトル争いできるチームだと信じている」と話していた。【保坂果那】

○…FWドウグラスは2人の先輩と一緒にブラジル・サンパウロからカタール・ドーハを経由して日本入りした。期限付き移籍で昨年2月の沖縄キャンプ中に加入した26歳は、今季は完全移籍で札幌の一員としてプレーする。キャンプでは「1年間戦い抜く体力をつける」と、テーマを口にしていた。

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