北海道コンサドーレ札幌FW小柏剛(22)が4日徳島戦(札幌厚別)で復帰する見込みとなった。

3日、札幌・宮の沢での前日練習に参加した。6月6日ルヴァン杯横浜戦で左太もも裏を負傷し、離脱していた。約1カ月ぶりの試合に「サッカーがしたいという気持ちが強かった。久しぶりの試合は楽しみ。自分の力を発揮してチームに貢献できれば」と出番を待ち望んだ。

今季3度目のケガだった。3月6日名古屋戦での左足甲負傷で約1カ月戦列から離れ、4月7日東京戦での左肩脱臼で2度目の離脱。「ケガが多いのでしっかり修正していかないといけない。もっとチームにいい影響を与えたい」。ピッチを離れていた分の鬱憤(うっぷん)を晴らす。

不思議な縁を味方につける。左肩脱臼から復帰し、初得点した4月24日仙台戦も札幌厚別が会場だった。「いろんな人に『一緒だね』と言われる。自分もイメージはある」と気持ちを高める。1トップでの先発が予想され、シャドー(1・5列目)よりゴールに近づき、チャンスは増える。裏への抜けだしも幅が広がる。「一番いいのは得点でチームの勝利に貢献できたら」と、意気込んでいた。【保坂果那】