北海道コンサドーレ札幌三上大勝代表取締役GM(50)が12日、滞在先のタイからオンライン取材に対応し、タイ代表のタイ1部ブリーラム・ユナイテッドMFスパチョーク(23)の獲得について、クラブ間合意に達したと公表した。クラブ間提携も締結した。

三上GMは4年ほど前からスパチョークに注目しており、プレーについて「アジリティがあり、シュートに対する意欲はタイ国内でも高いと感じていた。1対1での駆け引き、技術とスピードのある選手。今の我々のサッカーに合った選手の1人という印象を受け、オファーに至った」と話した。

札幌には17年から昨季まで、同国代表で現川崎フロンターレのMFチャナティップ(28)が所属。北海道へのタイ人観光客が増えたり、Jリーグや札幌の認知度、人気が高まるなど、影響があった。同GMは「現地で『タイの至宝』と表現されるくらい影響力のある選手」と、スパチョーク効果にも期待を寄せる。

今季は期限付き移籍で、来季以降は延長や完全移籍での獲得を見据えた契約になる見込み。シャドー(1・5列目)やワイドでの起用が構想されている。「6月中旬くらいにはチームに合流してもらえれば。7月のウインドー(登録期間)ですみやかにチームの戦力になってくれれば」と描いていた。