磐田東の快進撃が止まらない! PK戦の末に、前回王者の静岡学園を3-1で退けた。3回戦では常葉大橘、準々決勝では浜松開誠館と、U-18プリンスリーグ東海勢を連破。この日は、高校年代最高峰の同プレミアリーグWEST2位の格上を破った。初優勝した2005年以来、17年ぶりの決勝進出。決勝は来月5日に袋井市・エコパスタジムで行われる。
磐田東が3度、番狂わせを演じた。0-0で突入したPK戦。GK岡村虹輝(2年)が相手の3、4人目をセーブ。優位に展開すると、最後はDF森蓮太(3年)が冷静にネットを揺らし、歓喜の瞬間を迎えた。
プリンス勢連破に続き、今度は「超格上」の静学をたたいた。相手が所属するプレミアリーグをJ1に例えると、磐田東が所属する県AリーグはJ3に相当。山田智章監督(57)は「勝つ方法はこれしかない。選手は最後まで集中を切らさずに戦ってくれた」と最敬礼でたたえた。
耐えて、耐えて金星をつかんだ。シュート数は2-13本。圧倒的に攻められた。それでも、強固な守備ブロックを形成。FW陣も自陣深くまで戻り、ボール保持者にプレスをかける。こぼれ球も必死に拾った。
森は「全員でつかんだ勝利」と一丸を強調した。酸素カプセル、温泉-。前日28日の浜松開誠館戦後、連戦に備えて各自が取り組んだ準備も奏功し、最後まで足は止まらなかった。
決勝は藤枝明誠と対戦。17年ぶりの頂点をかけた大一番もプリンス所属の格上が相手だが、指揮官は「選手たちが自分たちで整えた舞台。楽しんでやれば、結果はついてくると信じて準備をしたい」と言った。勝って、「下克上優勝」を果たす。【前田和哉】
■静岡学園・川口修監督(48)
相手の守備が素晴らしかった。引いた相手をどう崩すのか。そこをこじ開ける力がなかった。まだまだ未熟で力不足。ただ、まだ総体。焦る必要はない。課題が出て良かった。



