清水エスパルスが待望の1勝を挙げた。ホームで東京Vに2-1で逆転勝ち。前半にDF北爪健吾(30)の移籍後初ゴールで同点とすると、後半に韓国人FWオ・セフン(24)がヘディングで決勝点。秋葉忠宏新監督(47)就任後初のリーグ戦でチームは今季初勝利を挙げた。
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清水がようやく長いトンネルを抜け出した。クラブワーストのリーグ戦14戦勝ちなしで迎えた一戦で、昨年8月27日以来224日ぶりの白星。就任6日目の秋葉監督も興奮を抑えきれなかった。会見場には「イエス、イエス」と叫びながら入場。勝利後の「勝ちロコ」では軽快なステップを披露し、「クラブの総合力で勝てた」と胸を張った。
アグレッシブさを前面に出す「秋葉色」が詰まっていた。1点を追う前半ロスタイム。敵陣での縦パス2本で崩すと、右サイドバックの北爪がエリア内まで進入。味方からのパスを右足でねじ込んだ。秋葉監督は「超攻撃的にいくというメッセージを込めて今日はベンチにDFを1人しか入れなかった。選手が期待に応えてくれた」。就任後に指揮官が選手に求めたのはゴールに向かう姿勢。新体制を象徴する1発で息を吹き返した。
後半45分、右CKからFWオ・セフンが打点の高いヘディングで決勝点。歓喜の中心で満面の笑みを見せた。「頭を当てただけ。全員のゴールだと思う」。試合後には秋葉監督への感謝の思いも明かした。「僕が好きな選手の映像を作って見せてくれた。本当に感動した」。前体制でくすぶっていた助っ人が鬱憤(うっぷん)を晴らす今季リーグ戦1号。活躍を信じて送り出した選手が期待に応える理想の形で勝ちきった。
ただ、1度勝っただけで、秋葉監督も「満足している選手はいない。次もまたホーム。一体感を持って仙台をやっつけたい」と表情を引き締めた。遅すぎた1勝の価値が出るのは次戦以降。序盤の遅れを取り戻すべく、浮かれずに戦っていく。【神谷亮磨】



