セレッソ大阪の新守護神となった韓国人、GKヤン・ハンビン(31)が29日、大阪市内での練習後、オンライン取材に応じた。30日のホーム福岡戦では、リーグ戦3試合連続で先発する。
母国KリーグのFCソウルを退団し、今季から新加入のヤン・ハンビンは「練習からいい準備ができている」と手応えを強調する。世界基準となる195センチ、90キロのサイズは魅力的で、瞬発力もある。
ルヴァン杯、天皇杯を含めても、日本では、まだ公式戦は6試合しか出場していない。
本来は元韓国代表のGKキム・ジンヒョン(35)が絶対的存在だが、3日名古屋で左足の指を骨折して長期離脱に。約15年にわたって、J1通算370試合出場を誇ってきた大ベテランの代役に指名されたのがヤン・ハンビンで、10日神戸戦、24日札幌戦と先発し、難敵に2連勝を飾っている。
「すべてのJリーグのチームと対戦できているわけではないので、完全に慣れたかと言われると、そうではない。札幌戦は競技場(札幌ドーム)が野球場で、いつもと違う雰囲気や距離感が難しかった。それでも、チームが助けてくれることもあるので、徐々に(慣れていけば)という感じでやっている」
キム・ジンヒョンと比べても、技術面で劣っている点は少なく、キックの正確性では同等。逆にハイリスクなキックは蹴らないため、安定した試合運びが目立つ。神戸戦でFW武藤と1対1になっても、強烈なシュートを体で受け止めた度胸も見事だった。
FCソウルで約6年も正守護神だったヤン・ハンビンは、Kリーグとの違いについては「あえて違いというと、Kリーグは最後までアグレッシブでヒートアップするが、Jリーグは緻密にチームプランを遂行して、きれいに終わらせる感じ」だという。
今季2度目の3連勝が懸かる5位C大阪に対し、30日の対戦相手は、現在4連敗中で7戦未勝利の12位福岡。C大阪が優勝争いをする上でも勝利だけが求められるだけに、新守護神は「チームにとって1試合1試合が大事。チームスタッフが福岡の長所と短所を提示してくれているので、映像を参考にしながら臨みたい」と冷静だった。



