青森山田が八戸学院野辺地西を9-0で下し、27年連続29度目の優勝。DF山本虎主将(3年)が先制ゴールで流れを呼び込むと、統率した堅守で失点を防ぎ、全国制覇への挑戦権を得た。
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青森山田が7年連続となった同一カードで、9発大勝し“V27”を達成した。絶対王者として連覇の重圧がかかる中、主将の一撃が流れを呼び込んだ。前半12分、右CKのボールを、助走から高くジャンプした山本の頭が捉えた。勝敗を左右する先制点を挙げ、コーナーフラッグ付近でチームメートと喜びを分かち合った。
「ゾーンの守備だったので、正直いいボールが上がってくれば。キーパーも1年生で経験がないと思ったので、緊張しているとも思った。自分が先制点を決められて、そこからチームの緊張も解けて追加点も入った。先制点が一番の勝因」
正木昌宣監督(42)も「例年、立ち上がりに点が取れず、ずるずるいく傾向があった。前半でいい入りをしたところが今日のポイント」とたたえた。序盤から主導権を握り、以降は立て続けに得点。3日準決勝の八戸工大一戦で6ゴールしたFW米谷壮史(3年)は、前半だけでハットトリック。同38分に7点差とするゴールを決めると、左指を立てて「3」を作った。「ハットトリックはうれしかった。全部味方がつないでくれて、自分にクロスやパスを出してくれたので仲間に感謝したい」。
後半は2得点。リベンジに燃えた相手を退け、21年度以来の選手権優勝に向け、前進した。正木監督は「選手たちは『日本一』と目標を掲げている。日本一を取れるよう、日常からしっかりやって全国優勝を目指して頑張りたい」。今後は県新人、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTも控える。「プレミアリーグが終わった後に選手権のことを考えたい」。公式戦で結果を残しながら、頂点に立つために磨きをかける。【相沢孔志】



