鹿島アントラーズが執念のドローで首位を死守した。
0-1の後半追加タイム6分、右からMF松村が入れたクロスに、ファーサイドでFW鈴木優磨(29)が相手と競り合いながらも右足で合わせ、ゴール右に流し込んだ。鬼木監督が「最後はきれいな形だけではないと思っていた。気持ちがないと追い付けないゲームだったと思うので、足をつりながらも体を張ったところは良かった」とたたえる同点弾。決めた直後に力強くほえたエースは「クロスに入っていくという指示が出ていた。最近はあまりなかったが、自分の強みが久しぶりに出た」と、大きな勝ち点1につなげる劇的ゴールに胸を張った。
京都の圧力を受け、失点も喫した前半は「もったいない」と振り返るものになった。それでも後半は京都ゴールに迫る回数を増やし、最後にネットを揺らす勝負強さ。スタンドで見守ったクラブアドバイザーの元ブラジル代表MFジーコ氏も派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。
鈴木は自身3年連続となる2桁得点達成も、まだまだ止まる気はない。首位を保っているが、直近は3戦連続ドロー。「勝ち続けないと優勝できない」と臨む残り3戦でも自ら決めて9年ぶりVを引き寄せる。【永田淳】



