男子マラソンの川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)が13日、自身のツイッターを更新した。

世界陸連が800メートル以上のトラック種目でのシューズの靴底の厚さを2・5センチ以下とする新規定を発表していた。それに触れ「今後は『公認』記録を残したいのであれば、最新の情報を入手し、制度の変化を受け入れられるかどうかを判断して、柔軟に対応しなければいけない場面が増えるのかもしれません。選択肢を間違うと努力が報われなくなるので、先読みする力が問われそうです」と記した。

川内は今、登録形態についても、プロランナーとして「柔軟な対応」を考えている。大会はコロナ禍で中止が相次いでおり、開催されるレースは貴重。その中で、記録が公認されるレースを走るには、防府読売マラソンがそうだったように、今後は「日本実業団陸上競技連合」の登録の有無が関わる可能性もある。大会から招待を受けられればいいが、そうなるとは限らない。今季から同連合の登録に関するルールは「雇用形態」や「働き方」の多様化に対応し、幅広い形で「実業団登録」が可能なように変更された。プロとして活動をする川内も、新たに実業団登録をするメリットが大きいと考えている模様。この点についても「最新の情報を入手し、制度の変化を受け入れられるかどうかを判断」している。

ちなみに川内は、かねてアシックスの薄底モデルを愛用しており、世界陸連が発表したシューズの新規定の影響は少ないとみられている。