世界ランキング6位の日本が同33位の台湾を3-0で下し、通算対戦成績を30勝1敗とした。

日本は第1セット、芥川愛加(28=JT)のサーブで崩して6連続得点を挙げ、石井優希(28=久光製薬)のアタック、荒木絵里香(35=トヨタ車体)の移動攻撃も決まって25-10で先取した。第2セットは石井の連続サービスエースなどでリードを広げて25-13で奪い、第3セットも効果的なサーブで主導権を握って25-17で取った。

日本は5月から6月にかけて行われた国際大会のネーションズリーグで7勝8敗の9位。来年の東京オリンピック(五輪)へ向けてメンバーを固定せず、若手を積極的に起用するなど戦力の底上げを図った。ネーションズリーグ後にベテランの荒木、CSMブカレスト(ルーマニア)でプレーしていた田代佳奈美(28)、井上琴絵(29)らが合流し、9月14日に開幕する五輪前哨戦のW杯(日本国内開催)へ向けて、チームの熟成を進めている。