新潟アルビレックスBBは横浜ビー・コルセアーズに2度の延長の末、85-91で敗れ2連敗になった。第4Qはリードを奪い合った末、71-71で延長に。5分間の延長でも点の取り合いになり78-78で再延長。最後の5分間は横浜に主導権を握られ、競り負けた。新潟は次節(26、27日)、京都とアウェー福知山三段池公園総合体育館で対戦する。

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SG今村佳太(23)の3点シュートが大きく外に外れた。その数秒後に試合終了のブザー、歓喜の横浜のメンバーのかたわらで、新潟のメンバーはがっくりと肩を落とした。

手にしかけた今季2つ目の白星が逃げていった。78-78で迎えた2度目の延長の終盤、今村がフリースローを2本決めて85-84とリードした。だが、その直後、連続4得点を許して88-85と逆転される。その後はボールを奪い切れずに時間を費やした。残り18秒からフリースローで得点を重ねられ、白星が遠のいていった。

横浜には昨季6戦6勝だった。今季は最初の対戦で借りを返された。ただ、収穫もあった。今村は開幕のA東京戦(5日)以来、7試合ぶりにスタメンに復帰。自己最多の26得点と気を吐いた。開幕から得点源として期待されていた若手が、本来の力をみせつつある。この後、新潟は中2日で連続のアウェー戦。京都と対戦する。下を向いている暇はない。