女子は盛岡誠桜が、総体予選決勝で敗れた一関一にリベンジし、6年連続25度目の優勝を果たした。

男女の優勝チームは春高バレー(来年1月5日開幕、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)に出場する。

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女王がチャレンジャー精神を取り戻し、リベンジを果たした。伊藤崇博監督(45)は「向かっていく時はいいけど、向かってこられると弱かった。1ステップ上がったと思います」とたくましくなった選手をたたえた。10連覇を阻止された総体予選後は、ショックから練習中に泣きだす選手もいた。朝と放課後のミーティングでは納得いくまで意見をぶつけ合った。奥山結愛主将(3年)は「全員で信頼関係を強くしてきた」。セッターの滝田遥菜(3年)は「1人1人が変わらないとダメだと思った」と辛い日々を乗り越えてきた。春高では過去5度の2勝も、盛岡女子時代(11年度)の8強が最高。「あと2カ月で面白くなると思う」(伊藤監督)。3勝以上を目指し、新たな歴史を作る。

▽盛岡誠桜・上村響主将(3年)「3年生を中心に一丸となってチャレンジャーとして戦えて楽しかった。後輩たちには自分たちを超えて全国に行ってほしい」