バスケットボールBリーグで、20-21シーズンからB1に昇格する広島ドラゴンフライズは5日、19-20シーズンまで横浜ビー・コルセアーズに所属していた田渡凌(26)の獲得を発表した。田渡は先月18日に横浜との契約満了により自由交渉選手リストに公示されていた。

田渡はチームを通じ「素晴らしいチームメートとともに勝利に貢献できるよう日々精進して参ります。そして自分が持っている全てを広島にささげる事を約束します。バスケットボールの力で広島を、そして日本を盛り上げましょう」とコメントを発表した。

田渡は高校卒業後、米カリフォルニア州の大学でプレーした後、17-18シーズンから横浜に入団。3シーズン目となった19-20シーズンは、主将として全試合に出場、1試合平均23・6分、7・0得点、2・2リバウンド、4・3アシストを記録した。また、恋愛バラエティー番組「テラスハウス」への出演や、外出自粛の人たちに向けSNS上で公開した「エアロビチャレンジ」が100万回以上再生されるなど、バスケット以外でのユニークな活動が評価され、リーグの最優秀インプレッシブ賞に選出された。人気と実力を兼ね備えた田渡が、初昇格の広島で新たなスタートを切る。