池江「普通に生活することが本当に幸せ」一問一答

  • 都内で練習を公開した池江璃花子(中央)。右は山本茉由佳、左は持田早智(代表撮影)

白血病から復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(19=ルネサンス)が、日本学生選手権(10月2~4日、東京辰巳国際水泳場)でのレース復帰を目標に掲げた。

2日、都内で練習を公開。約2時間の水中練習を行った。24年パリオリンピック(五輪)を大目標に掲げる池江は「今の目標はインカレ(日本学生選手権)と思っている。(コロナ禍で)インカレがあるか、わからないけど、あることを信じて」。出場すれば、昨年2月の白血病公表前の、同1月三菱養和スプリント以来1年9カ月ぶりのレースとなる。

以下一問一答。

-プールに入って

入院中はまだプールに入らなくていいかなと思ったけど、1年ちょっと待ち望んだプールに入るとうれしかった。はじめは皆と泳ぎはじめると、ついていけず。今はついていけるようになり、日に日に力がついているなと思う。

-水泳の存在とは

水泳があって自分ができている。なかったら何をしていたんだろうと思う競技。本当に水泳をやっていてよかった。いざプールに戻ると「楽しい」が勝って、プレッシャーを感じるより、水泳が楽しい。このまま上がっていければ。

-白血病の診断時

抗がん剤で髪が抜けると聞いてショックだった。でも五輪にでなくていいとホッとして。頑張りすぎていたんだなと思った。(闘病は)ここまで吐き気が出るとは。毎日吐いたし、1日に何度も戻した。周りの人に支えられた。1人では乗り越えられない病気。

-五輪延期を知って

自分は出ない気持ちで見ていたが、アスリート仲間を考えると心が痛い。

-5月に短髪を披露

別に隠す必要ないなと思った。(やせて)がりがりになった姿、髪の毛がなかった姿。病気になれば皆が経験している。ここまで戻ってこられるとたくさんの人に知ってほしい。あと人生で1回は丸刈りにしたいと思っていた。映画の(丸刈りの)女優さんがめちゃくちゃ格好よくて。

-泳ぎに変化は

1年以上全く体を動かさなかったが、肩の柔らかさは変わってなかった。そのおかげでうまく泳げている。バタフライは複雑なのでまだつかめてないですが。

-現在の治療は

今、通院は1カ月に1回。その前は1週間に1回だった。薬も減ってきて、免疫抑制剤も前に終わった。

-今、はまっていること

ウクレレです。テレビ番組でウクレレの芸人さんを見て。持田選手がギター、山本選手がピアノ、私がウクレレ。ウクレレは何でも合いますね。

-幸せを感じる瞬間は

普通に生活することが本当に幸せ。(コロナ禍で)今はできないけど、友達と遊びにいったり、おしゃべりしてストレッチしたり。病気の前は当たり前だったけど、できるようになって幸せを感じています。

-過去の映像は見て

すごいなと思う。よくそんなことができたなと。入院中に何回かみたり。本当に人ごとみたいに見てました。

-闘病をへて変化は

メンタルはめちゃめちゃ強くなっていると思います。正直、入院していたころより、きついことはないと思っているので。負けず嫌いなところは変わってなかったです。