東レはサントリーに0-3で敗れ、今年初のホーム2連戦で連敗した。ストレート負けは、今季3度目。篠田歩監督(41)は「大事なところで(点を)取り切れない。細かい部分で相手の方が、精度が高かった」と振り返った。

この日、前日23日に68・2%のアタック決定率を誇ったサントリーのロシア代表OPムセルスキー・ドミトリー(32)に食らい付き、同決定率を46・7%に抑えた。しかし、日本代表OH柳田将洋(28)には対応しきれず。2日連続で60%を超える決定率を許すと、勝負どころでの決定力不足も重くのしかかった。

第2セット、途中出場のOH米山裕太とMB富松崇彰(ともに36)が奮起。要所での得点でチームを鼓舞した。3点を追う展開からジュースに持ち込んだが、最後はスパイクアウトで同セットを落とした。セッター藤井直伸(29)は「取るべきところで点を取る。その積み重ねの差が出てしまった」。ベテランコンビが呼び込んだ流れをつかみ切れず、敗戦を迎えた。

30~31日には、FC東京との連戦(大分市・サイクルショップコダマ大洲アリーナ)を迎える。OH星野秀知主将(30)は「来週こそ2連勝して(本拠地の)三島に帰って来たい」と顔を上げた。【前田和哉】