東地区7位の秋田ノーザンハピネッツは、同10位のレバンガ北海道を81-73で下し、2連勝を飾った。チームトップの平均12・3得点を誇るコールビーが両膝の骨折で離脱する中、今季初スタメンの野本建吾(28)が7得点、8リバウンドで奮起した。

2年ぶりの大館市開催で、201センチの日本人ビッグマンが献身的なプレーで引っ張った。野本は「アグレッシブに動いて、ベンチの選手につなぐ。点差を広げないことを意識した」と気合満点。味方がスムーズに攻撃を進めるためのスクリーン、外国人に対する守備などの数字に表れないプレーでも支えた。

試合は第3クオーター(Q)に堅守から流れを作り、中盤に長谷川のフリースローで勝ち越し。直後にデイビスとカーターの連続ダンクなどで突き放すと、終盤に野本が2連続得点してダメ押した。前田ヘッドコーチは「勝てた姿を見せられたことは良かった。ゾーンディフェンスが決まったことが大きかった」と総括した。今日28日は今季9度目の同一カード連勝を狙う。【相沢孔志】