フィギュアスケート女子で56年ぶりの世界選手権3連覇を果たした坂本花織(24=シスメックス)が22日、練習拠点の兵庫・尼崎スポーツの森で、兵庫県スポーツ賞特別賞を受賞した。

「スポーツによる県民の心身の健全な発展の向上に貢献し、その顕著な功績を残された方」に対して贈られる特別賞。

受賞した坂本は周囲のサポートに感謝しながら「3連覇は今年しかできないと思って挑んだので、完璧ではなかったけど、やっぱり頑張ってきた成果が出て良かったなって思う瞬間がたくさんありました」と喜んだ。

シーズンオフとなる現在はユニバーサルジャパンなどでリフレッシュする時間も作りながら、来季への準備を進めている。

新プログラムは未定で、5月から振り付けを行う予定。「昨年のショートプログラムで自分のやりたい曲をやってそれで満足できたので、後は人にお任せしよう」と信頼する振付師に身を委ねる。

贈呈式には、中野園子コーチとグレアム充子コーチも出席。中野コーチは教え子の偉業に「いまだにピンとは来ていない」と言いつつ、来季の4連覇、そして五輪へ向け「本人が望む限り応援させていただきたい。皆さんも応援してください」と呼びかけていた。