史上初のワールドカップ(W杯)ベスト8進出を果たしたラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将(31=東芝)が14日、死闘となったスコットランドとの1次リーグ最終戦から一夜明け、横浜市内のホテルで会見を行った。

リーチは、4連勝で乗り切った1次リーグについて「1試合目(ロシア戦)が一番きついということをチームに伝えて、そこから段々自信がついてきて、毎試合成長してきた」と充実した表情で総括。初の決勝トーナメント進出を果たし「日本の子どもたちが自分たちの試合を見て、日本代表になりたいという選手が増えると思う。今のトップリーグ、大学生も日本代表になりたい選手が増えたと思う。そうなれば自然と代表が強くなると思う」と語った。

20日は、4強をかけて南アフリカとの準々決勝に臨む。「また0から積み重ねていくことが大事。タフな試合になると思うがしっかりとした準備をして臨みたい。勝ってさらに日本の歴史をつくっていきたい」と力を込めた。

藤井雄一郎強化委員長はFWの成長について「3年かけて強化してきて、細かいところまでのスキルを身につけてきた。FWが互角以上の戦いをしてくれた。そこはハードワークしてきた成果だと思っている」とたたえた。