藤あや子 第一線の歌手であり続けるため新たな挑戦「還暦のイメージも覆りました」

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番記者裏話

竹村章

先日、演歌歌手の藤あや子(61)を取材した。

「第8回プラチナエイジ賞」のベストプラチナエイジスト女性部門を受賞、都内で授賞式が行われた。

同賞は生き方が輝いている60歳以上の「プラチナエイジスト」を表彰するもの。女性部門では、昨年は宮崎美子、一昨年はピンクレディーの2人が受賞している。60歳は還暦と呼ばれ、ひと昔前では会社員の定年の年齢とされていたが、現代では見た目からすると、その現役感はバリバリだ。

授賞式で藤は「感動しております。歌手デビューしてから35年がたち、歌の賞はいくつかいただいたのですが、この年齢で素晴らしい賞をいただきました。まるで大好きな韓流ドラマのようです」と喜んだ。

昨年に還暦を迎え、人生をふりかえると、若いころは40歳くらいまで生きられたらという破滅的な生き方をしたこともあったという。「還暦を迎えて、60歳まで生きられたと思ったら、還暦のイメージも覆りました。元気だし、20~30代のころよりも肌のつやがいいんです。どこまで続くのか期待感があります」。

第一線の歌手であり続けるために、さまざまなトレーニングを始めたという。歌声や声量などは天性のものがあるとはいえ、何もケアをしなければ、現状維持は難しい。藤は10年前から体幹トレーニングを始めたという。「ヨガとかキックボクシングとか、いい声を出し続けたいと思い、体幹を鍛えてきました。鍛えた結果が、写真集につながりました」。

昨年出版した写真集は、大きな注目を集めた。ビキニショットでは還暦とは思えない、引き締まった、スレンダーなボディーを惜しげもなく披露。人魚のように海と戯れる姿のほか、ボクサータイプのパンツ1枚で横たわる姿などなど、挑発的な写真集だった。もちろん、週刊誌のグラビアを飾ったことは言うまでもない。

さらに、新たにアコースティックギターを始めたことも明かした。「Fコードを押さえるのが難しく、17歳のときに断念したのですが、リベンジで週に1回はレッスンに通っています。猫つながりで仲良くなったヒゲダン(Official髭男dism)の大ちゃん(小笹大輔)に選んでもらって、ギブソンの高価なギターを買いました。SNSでフォロワーも増えたので、フェスもやりたいし、エレキギターにも挑戦したい。現在は、新曲を弾けるように一生懸命練習しています」。

藤といえば、保護猫の「マル」と「オレオ」の2匹との生活を投稿するツイッターやインスタが人気になっている。NHK紅白歌合戦に21回も出場したベテランではあるが、最近の、積極的な活動には頭が下がる。誰しも、年齢を重ねると、新しい挑戦はおっくうになりがちだが、藤の元気な、やる気あふれる姿を見ていると、こちらも頑張らねばと思えてくる。今後は、夏フェスあたりで、ヒゲダンと一緒に、エレキを弾きながら歌う、藤あや子を見てみたい。