フリースタイルスキーのW杯富山なんと大会第1日は28日、富山県南砺市のたいらスキー場でモーグル第6戦が行われ、男子は五輪銅メダルの堀島行真(トヨタ自動車)が75・63点で3位だった。藤村一慶が6位、藤木豪心が8位、西沢岳人が11位、島川拓也が13位でマット・グレアム(オーストラリア)が今季2勝目、通算6勝目。女子はミラノ・コルティナ五輪4位の冨高日向子(多摩大ク)が75・31点で自己最高の2位に入った。藤木日菜が7位、田口友麻が8位、中尾春香が9位で、オリビア・ジャッチョ(米国)が今季初勝利、通算4勝目を挙げた。

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最後のW杯で躍動した。今季限りで現役引退を表明している女子の冨高が今季強化してきたエア(空中技)で得点を伸ばして自己最高位。昨年の世界選手権2位の実力者は「本当にうれしい気持ちでいっぱい」と笑みがはじけた。

6人による決勝2回目が際立っていた。踏み切り時に膝が伸びる癖を修正し、第1エアで磨いてきた板をつかむグラブ付きのコーク720(斜め軸の2回転)を決め、第2エアもきっちりまとめた。エアは最高の15・43点。「いい順位につながった」と成果を発揮し、うなずいた。

五輪では3位と同点ながらターン点で劣り、規定で惜しくもメダルを逃した。その悔しさを「全部ぶつけられた」と留飲を下げた。現役最後のW杯はデュアルモーグル。「苦手意識はあるが、ベストな滑りを出し切って、勝っていけたら」と気合を入れ直した。