2020年東京大会のテストベントが、水質汚染に襲われた。国際トライアスロン連合(ITU)は、前日16日午後1時に採取した水質検査で大腸菌の値が基準を超えたためにスイム(750メートル)中止を決定。ラン、バイクによるデュアスロンで大会を実施した。

◆大腸菌 代表的な細菌の1つで、人など哺乳類の消化管内に生息し、糞便中にも含まれる。汚水レベルの指標として用いられることも多い。ITUはスイムコースの異なる3カ所で採取した水を混ぜたサンプルを分析。大腸菌の上限は100ミリリットル500UFC(コロニーフォーミングユニット)。今回は1000UFCを超えていた。