女子種目別床運動はバイルス(米国)が演技価値点「6・9」で15・966の高得点。2位に0・466の差をつける圧巻の演技で団体総合、個人総合、跳馬と合わせて史上5人目の4冠を達成した。

 バイルスは高さのある跳躍を生かして大技を次々と決め、16点台に迫る高得点。女子で1大会の史上最多タイの金メダル4個を量産した今大会を振り返り「終わってちょっとほっとしている。成し遂げたことを誇りに思う」と感慨を込めた。

 史上初の5冠は、次回へ持ち越しとなった。19歳のバイルスは東京五輪での目標を問われると「まずは米国に帰って普通の生活を取り戻したい」と白い歯を見せた。