陸上男子短距離で昨年9月の世界選手権東京大会2冠のノア・ライルズ(28=米国)が15日、東京都内の小学校を訪問し、3~6年生の児童と交流した。

17日に東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で開催されるセイコー・ゴールデングランプリ(GGP=日刊スポーツホールディングスほか共催)男子100メートルに出場予定。14日に来日していた。

日本からは同選手権男子400メートル6位入賞の中島佑気ジョセフ(24=富士通)と同女子100メートル障害代表の中島ひとみ(30=長谷川体育施設)も参加した。

イベント後、取材に応じた中島佑は「試合前でよかったなって思えるぐらい元気をもらえた」と充実感を口にした。

前半のトークショーでは児童からの質問で「勝負飯」を聞かれていた。

大会期間中に欠かさず食べるものは「グミ」と言う。「栄養とか太ることとかを気にせず食べられる。かんでいると集中力も上がる」と語った。

また、試合前にはそばを食べる。「緊張して食欲がわかない時もスルっと食べられる」とおすすめした。

グラウンドでの陸上教室ではクラス対抗リレーをライルズと全力応援。「本当にギリギリの接戦でアンカーになって白熱した勝負がすごく心に残った。競技をやっている者として勝負の楽しさは共感するところが多い」。

24年パリ五輪覇者でもあるライルズの印象については「チャンピオンとして自分の競技だけではなくて、その先にある社会、人々にいかに影響を与えられるかを目的にやっていると思った」。

昨年の世界選手権で中島佑も男子400メートル日本新&日本勢最高成績をマーク。無邪気に子どもと交流する世界最強のスプリンターからはアスリートの使命を感じ取っていた。

3日の世界リレー(ボツワナ)男子1600メートルリレーではアンカーとして好走し、来年の世界選手権北京大会の出場権を獲得。17日には本命種目での初戦を迎える。

「今年はケガもなく冬季を迎えられているので、楽しみ。強豪ぞろいだけど、そこにしっかり勝負して勝ち切るようにしたい」。