東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、ホテル警備員への傷害の疑いで逮捕されていたパラリンピック出場予定だったジョージアのズビアド・ゴゴチュリ容疑者の参加資格証を剥奪したと発表した。同じホテルに滞在していた選手団15人に対しても厳重注意を与え、同容疑者と飲酒していた1人については3日間練習を禁止する謹慎処分とした。

同容疑者は12日、新型コロナウイルスの濃厚接触者に当たるか経過観察するためホテルに隔離されていた。隔離中にホテルの居室から出て、廊下にいた警備員に暴行し首を絞めるなどして肋骨(ろっこつ)を折る大けがを負わせた。

組織委は「職務に忠実な警備員に対して、このような振る舞いは決して許されるものでなく大変遺憾」とコメント。ジョージアパラリンピック委員会に対しても厳重注意を行った。