競泳の男子200メートル個人メドレー(知的障害S14)で、世界記録保持者の東海林大(三菱商事)は4位にも「金メダルや世界新を期待されたけれど、悔いはありません」と言った。

「パラリンピックに出られたことに感謝して、最後のレースのつもりで全集中で泳ぎました」と、勝利を求める精神状態でなかったことを明かした。知的障がい選手の場合、レースに向けてどう気持ちを高めるかがカギだが、普段から指導してもらっているコーチ不在で難しかったのかもしれない。「パラリンピアンは超人だけど、人間です」と、期待に応えられなかったことに対して理解を求めた。